Andrea Bocelli Amapola
メレンゲのような ふわふわとした言の葉で
誰かの恥じらいや 誰かの苦しみを包んで
思い巡らせ考えて より良い形に整える
マシュマロのような 甘く柔らかな相槌で
誰かの寂しさや 誰かの不器用を撫ぜ
存在する事への祝福を 静かに歌っている
あぁ・・・何があなたをこれ程に優しくするのだろう
生きる喜びを胸に抱き 時を刻む振り子
その音が聴こえる度 人は自分を振り返る
まり
Paco de Lucia - Entre dos aguas (1976) full video
静かに語られるその詩の一片を 私は愛す
直向な生を緩やかに流し 川辺に咲く花々を愛でる
しかし 心に眠る埋火は時折強く熱を持ち
熱い風に火照る肌が 雨粒を乾かしてしまう
あぁ・・・まだだ
まだこの光に抱きしめられていたい
あぁ・・・喜びの雨に打たれ
永遠と言う瞬間に我を忘れたいのだ
愛を歌っていたいのだ
遠い明日など夢見ながら
弦を鳴らして欲しいのだ
深遠なる谷底に 届かぬ雨を請い
深遠なる谷底に 見えぬ陽を追い
種を落とした荒地の端に
一輪の花をそっと咲かせてみたいのだ
まり