BWV - 1006 - Prelude from lute suite 4 - John Williams
陽が昇る
樹々を労わるように
静かに 陽が昇る
今日が 始まる
白い波は すべてを洗い流すように
浄化しながら
哀しみや 苦しみを
その 底の底に
そっと 埋葬して行く
音もなく 静かに広がる 白い海に
私は 櫂を入れる事も無く
小舟を浮かべ 漂う
世界の汚れが 掻き消えて
真っ白に染められた 朝
一瞬の喜びに 感謝を・・・
命は綿帽子をかぶり
陽射しに溶かされるのを 待つ
ただ あるがまま そこに立ち
空に 手を伸ばす
おはよう・・・
空に 呟いた
おはよう・・・
空も 呟いた・・・ような気が した
まり