La valse a Margaux - Richard Galliano

無意識に 向かう足取り深い山
気が付けば 同じ道を歩いている
時に スキップして
時に 泣きながら・・・

記憶こそ 人を動かし人を助ける
辿る道失えば 修羅の井戸底
記憶こそ 人を泣かせ人を愛しむ
現に活路映す 道なれば・・・

丸ごとの今日を食べ 坂を下り坂を上る
ストーヴの灯り 使い込んだ長いテーブル
幾年月を 噛みしめて佇む場所
幾年月を 抱きしめて向かう

『 我ものと 思えば軽し 笠の雪 』 ( 宝井其角 )
『 日の恩や たちまち砕く厚氷 』 ( 大高源吾 )
陽の恩や 寒さ忘れた日々の夢
たちまち融ける氷上の一葉
流れ出す 明日への舟となり
まり