花の足音

2016 / 02
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お腹の中 Ⅱ

2016/02/05(Fri) 22:45






久石譲 鳥を捕る人










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鼾をかいているクマくんのお腹が

薄ぼんやりと光っています



ネコは気になってしょうがありません

ぎゅうぎゅうとお腹を押して見ても

クマくんは高鼾

光は相変わらず ぼわぁって光っていました






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そうだ 来る途中で拾ったこの羽根で・・・

ネコは クマくんの鼻の下を羽根で擽って見る事にしました





ハ・・ハ・・・ハーックション!





クマくんが大きなくしゃみをしたその時です

口から真っ赤な石が飛び出して来ました






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ネコは その石がとても美味しそうに見えて

恐る恐る口の中に含んでみたのです



甘いのかしら? ん・・・ちっとも甘くない・・・



その時です 紅い石がつるっと喉の奥に入ってしまいました





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あいたたたた・・・・痛い痛い・・・

胸が痛いよぉ

どうしよう・・・クマくん クマくん起きてよ 目を覚ましてよ・・・

胸が焼けるように痛いんだ





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も~う 何だい せっかくいい気持ちで眠ってたのに

おや ネコじゃないか どうしたんだい?

どうしてそんなに痛がってるの?




えっ! あの石を呑み込んじゃったんだって?

ばかだなぁ・・・あの石はまだ君には呑み込めない物なのに・・・

兎に角大変だ 火傷しちゃうから早く吐き出さないと・・・












まり
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お腹の中 Ⅰ

2016/02/05(Fri) 10:43





Joe Hisaishi "銀河鉄道の夜" piano cover.[NOKTO DE LA GALAKSIA FERVOJO]










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あの晩は 雪が真横に降って

たいそう寒い夜でした




片足のネコは 樫の杖を頼りに

何日も何日も白い大地を彷徨っていました




ゴゥゴゥと風が唸り 耳が千切れそうに冷たいのです





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薄ぼんやりとした景色の中に 何の音だか

ヒュルヒュルー ヒュルヒュル― と 音がします

風の音に 時折掻き消されながら聴こえて来るんです




何の音かしら・・・

片足のネコは 遠ざかる意識の中でじっとその音を聴いていました






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今夜は お月さまも見えないし

このところ 陽も昇らない




このままじゃ 世界は真っ暗闇になっちゃうね・・・

前がどっちだか 何にも見えないよ





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あの音を頼りに 歩いて行って見ようか・・・




片足のネコは 何とか動いていた足も段々と感覚が失われて

最後の力を振り絞って 這うように進んで行きました





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あの音 この穴の中から聴こえて来るみたい

入って見ようかしら・・・

吹雪も止みそうにないし・・・




片足のネコは 細い隙間を奥へ奥へと入って行きました

少し進むと 少し明るくなり

突き当りには 大きくて柔らかいものが大きな音を立てていました




ヒュルヒュルと響いていた大きな音は クマくんの鼾でした

薄明りの中 大きなお腹が上がったり下がったりしています

ネコが息を止めてじっと見ていると

クマくんのお腹の辺りに 何やら光るものが見えました

ネコはそっと手を伸ばして その光るものを取ってみたんです





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そのグルグルしたものには 星の欠片や惑星がついていて

きらきらと点滅していました





クマくんが宇宙を動かしていたのかしら・・・

でも ここには太陽は無いみたいだし




あれ? 何だかお腹がうっすらと光っているみたい・・・

何故なのかしら?・・・













まり
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愚かでも・・・

2016/02/05(Fri) 00:02






Chopin - Nocturne No. 20 in C Sharp Minor, Op. Posth. | Wladyslaw Szpilman "The Pianist"








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余寒に震え 春の足音疑いて

そっと訊ねる君が空

東風吹かば 花一輪を解きませ

そよと しべを揺らしませ






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樹々に灯る ふくらすずめのぼんぼりよ

春はまだかと歌っている















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やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君








与謝野晶子の乱れ髪を詠んでから もう2年が経とうとしています

道は沢山あるものだと人は言うけれど・・・

私にはいつも一本の道しか見えませんでした
















まり
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