Chopin Nocturne Op 48 No.1 C minor

お酒に嗜みの無い私は
宵の桜香の下で酔い
些か哀しみごとなどを吐露して・・・

どんな時もこの木の下はやさしくて
私をすっぽり包んでくれる
自分を責める言葉など
自分以外は知らなくて
自分を悔いる言葉だけが
自分を泣かせているのでしょう

息をするように 貴女に頬ずりをして
傷口を摩ってあげたなら
貴女の身体の強張りも
幾らか解けるのでしょうか

自由無き 身体になりし貴女の下に
舞い散るものが春であるように
祈るように 桜咲く

自分のお誕生日に届いた知らせは
義母が車いすから落ち怪我をした知らせでした
ホームの責任者の方が怪我の部位の写真を持って
玄関先で只管謝り続けていて・・・
でも その方の下げている頭が円形脱毛症になっていて
こちらも ご苦労を掛けているのだと
現場の遣る瀬無さが ひしひしと伝わり
気が付くと私は 想い出の桜の木の下に逃げ込み
いつの間にか ほろほろと泣いていました
何か 頑張っても言葉が出て来なくって・・・
でも 晴れやかな桜のお写真に癒されました
みなさまの美しい桜に ありがとうございます
こちらは 染井吉野一分咲きです
散るまでに 明るい桜撮れたらいいなぁ・・・
順番を間違えたように開花していた
想い出の一本桜の下にて・・・
まり