
空蝉
自分の交配した薔薇が 世に出る時
育種家たちは 大切な子に名前を付けます
一昔前は 奥さまの名前だったりお嬢さまの名前だったり
それから 憧れの西洋の名前だったり
歴史に登場する人物の名だったり・・・
ここ数年 日本の若手育種家の方たちの作出した薔薇の名前は
古典文学に携わるものなどが出て来ており
日本文化に誇りを持っていると感じているのは
私だけではないと思います
勉強嫌いの私でも 薔薇の名前を覚えるだけで
それに関連した多くの事に 進んで興味を持つ事が出来ました
名前から 浪漫を感じます
いにしえの物語や 英雄の立ち居振る舞い
何処にもお出掛け出来ない時も
お庭に立ちさえすれば 遠い国や昔の歌が
風に乗り香りと共に運ばれて 私を旅に誘ってくれるのです
Ennio Morricone- Amore Per Amore

しのぶれど
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで
平 兼盛

シャポー・ドゥ・ナポレオン
ナポレオンの帽子
肖像画などで見たあの帽子によく似ていますね

エリゲロン・カルビン・スキァヌス
和名は 源平小菊
一株の中に 白で咲きピンクで終わるお花が入り交じり
金平糖のように可愛いです
和名は 紅白の咲きわけなどを
源氏と平家にたとえたものがたくさんありますね

昼咲き月見草
たくさんの思いが込められた名前
そう思うと 大切にしたいなぁ・・・と想います

もちろん 自分の名前もです
付けてくれた 両親への尊敬の念もありますが・・・
名前を呼び合う度 親しみが湧いたり愛情が深まったり
そんなコミニケーションも あるのではないでしょうか

ソニア・リキエル
時々 名前を憶えていただけで
とても喜んで下さるお客さまがいらっしゃったりして
あぁ・・・名前を呼ぶって
一番小さなコミニケーションなんだなぁって 感じています

オデッセイア
如何にせん あなたに語る夕べには
どちらを尋ね 戸を叩こう
名は違えども 心はあなた

ボレロ
今日は暑くて 少し気が遠くなりました
木陰 せせらぎ 川の音・・・
あぁ・・・お山に行きたいなぁ・・・

お元気ですか?
今日も一日 ご苦労さまでした
また明日も 一日頑張りましょうね
ちょっと 早い夏バテかな?
そろそろ 青梅のジュースを仕込まなくっちゃ
まり