花の足音

2018 / 02
01≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 ≫03

春の季のはじめに・・・

2018/02/04(Sun) 23:05


DSC_9429 (800x533)





冬の丘の上に立った春は 声も上げず目を閉じている

沈黙しているのかと思いきや 如何やら居眠りをしているようである

時折 樹々の芽に温かい息を吹き掛け

空に 青色の顔料を滲ませたり

週休五日くらいの仕事はしているようである



それでも 雪の下で眠っていた私のセンス・オブ・ワンダーは

蝸牛の角のように あちらこちらにくるくる動き出す








Bach - Cello Suite No.6 v-Gavotte








DSC_9490 (800x533)




青い空に ふくよかな雲が浮いている

暫く目にしていなかったこんなにきれいな空を どうして冬と呼べるだろう






DSC_9457 (800x547)




木蓮の芽が 温かそうな外套を着ている

陽射しのある日中に 時々汗をかく日もすぐそこだろう






DSC_9461 (800x517)





厚氷が解け始め 鳥たちがスケートをして遊べるのも後僅か

水は 確かに温み始めている






DSC_9466 (800x533)



見よや春 馬酔木の蕾を揺らす春

雪の中でも色付き始め チリンチリンと鈴が鳴る








DSC_9280 (800x533)




身体が 食べたもので出来ているように

心は 見たもの・聞いたもの・読んだもの・感じたもので出来ている

気付かぬうちに 育ってゆくものだから

影響を受けやすい私は 虞を知る

身体によい食べものを選ぶように

自分の心の中に 沁み込んで欲しいものに触れている

夢中で読んで来た好きな本の 昔の頁を捲り

驚きと大きな喜びが重なった夜

私の中で いつの間にか息をしていた貴女を見つけた

とても うれしかった









まり
透過 コメント:- トラックバック:-
 Home 

プロフィール

まり

Author:まり

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

RSSリンクの表示

リンク