
どれだけの山々の上を どれだけの波間の上を
途方も付かない覚悟を持って 渡って来たのか・・・
長い冬を友とし 凛として水上の花となり
ましろな花びらを 天空に散らし春を呼ぶ
AULD LANG SYNE ~ Royal Scots Dragoon Guards.

別れこぬ日はなかろうと 思いながらに暮らせども
奮い立つ歌沼地に響く いとど哀しき春のゆふぐれ

足元の温みに 別れの予感
過ごした日々への感謝が募る

惜別の情は 広げた羽根に乗せ
この大空高く 共に連れてゆこう

走り回った日々よ・・・

それぞれが 想いを抱き
声を掛け合い 励まし合った日々よ・・・

語り合い 笑顔に満ちた日々よ・・・

同じものを見つめ 理解を深めた日々よ・・・

長い旅路の 果ても知らず
次の地にも 共に辿り着ければと祈る

羽根を休める場所は 知ってる
でも それが何処かなんて知らない

旅路の果ては 命ひとつ持ちあなたと共に

夢が羽根を強く鍛え 旅立つ勇気を育てる
春の地に 別れを告げる日も間近
まり