
此岸の道を 光りに向かって只管歩けば
時に迷い 時に憂う
木霊に耳を澄ませば 何処からともなく風の便り
私は静かに 愛を聴く
Enescu plays Pugnani - Largo espressivo

到彼岸 六波羅蜜多を抱きしめて
目に見えぬ 真実を見つめれば
背を押す風に 光続く道に
深い愛を 悟る

この道は 父との約束でもあり
強請った 道でもあり
叶えてくれた父に 感謝の道

愛は本当に 一本の竹のよう
よく撓り 折れぬよう信じて育てば
太く強く 姫も生まれる

此岸の岸辺から 彼岸を眺める

此方で 愛し重ねた魂が
彼方で 咲き誇っているように観える

人は心
愛し愛されて学んでゆく
哀しみや憎しみを ひとつでも浄化させ
穏やかな道を 生きてゆく
まり