花の足音

2019 / 03
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今年見られなかった雪景を眺める

2019/03/03(Sun) 15:56




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こぞの雪 問われてみても姿無く

川面流れる 今を浮かべて




この冬に 大好きなこの情景を眺める事は出来ませんでしたが
思いもかけない場所で 昔の雪景を眺めることが出来ました
少しご紹介できればと思います







Hiroshige - Hundred Famous Views of Edo 1 of 2







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馬頭町にある広重美術館に立ち寄りました



此方の建物の設計は隈研吾氏によるもので
広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観をコンセプトとし
ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しています
地元産の八溝杉による格子に包まれ
時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せてくれます
内装にも地元の材を使い 壁は烏山和紙 床は芦野石でできています





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入り口に導く この眺めが好きです




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建物の奥の中庭には 人工的な竹林が創られ
雀のお宿もありそうな 癒し空間が出来ています






この後に続く五枚の絵は画像をお借りしています


吉原 (2) (800x501)「東都名所 吉原雪の朝」 歌川広重


現在の 少しヒリヒリと感じるような情景とは程遠く
何と柔らかく穏やかな朝

この頃の時代劇では この雪を良く効果的に使っていましたね
雪の中の落ち椿 遊女の腰巻 侍の血・・・





石薬師 (800x509)「東海道五十三次石薬師」  歌川広重



しんしんと 旅人に積む寒さかな




比良の暮雪 (800x519)「広重近江八景之内 比良暮雪」   歌川広重



覆われた 雪の中にも澄み渡る
琵琶湖の水の 深き青さよ





さらさら越え (560x800)
「撰雪六六談  豪胆のさらさら越」   歌川 芳宗



戦国時代の富山城主 佐々成政がおよそ四百三十年前
厳冬に富山県内の北アルプス北部・ザラ峠を越えた伝承「さらさら越え」
今では信じられない偉業を成し遂げた人がいたものです





浮舟 (577x800)
「今源氏錦絵合  五十一 浮舟」  歌川国貞  


― 橘の 小島は色も 変らじを この浮舟ぞ ゆくへ知られぬ ―

この歌なら 目にした事がありますが
此処に描かれた歌は 少し違いますね




この他には

「ひととせ 鶯宿梅図」  久保田米僊

― 勅なれば いともかしこし鶯の 
        宿はと問はば いかが答えむ ―
                                 紀内侍



「ひととせ 校書賞月図」  久保田米僊

― 糸竹に操の節はありながら 手折り安げに見ゆるうたひめ ―



「三無」 徳富蘇峰  七十八歳の書

明治から昭和戦後期にかけての日本のジャーナリストであり思想家、歴史家、評論家
『國民新聞』を主宰し 大著『近世日本国民史』を著したことで知られている方です

無気力・無関心・無責任にならないよう
怒らず・驕らず・争わず この三無で居たいです



絵や書の横にある添え書きの歌などメモしていると
其処にいらした学芸員?のおじいちゃまに肩を叩かれました
「あなたね お勉強したいのならもっと早い時間にいらっしゃい」
もうすぐ閉館の時間がせまっていたのでした


今回の久し振りの美術鑑賞で気になった事は
ヒールの硬いパンプスで回られる方たちの
床を打つ音が かなり煩く響いていました
環境を考えると 静寂を求めて来訪される方が多いので
やわらかい靴底やスニーカーなどの方が
人の迷惑にならないのでは?と感じました。





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すっかり遅くなり 家に着いた頃には
其処に待っていた こんな景色を眺めながら
これも結構 浮世絵みたいってひとりほくそ笑んだのでした





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今日は桃の節句ですね
此方は一日雨のようです
どうぞ穏やかな一日を ^^










まり
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