
ブラウン教授 ご注文のサルナシをひと房
お届けに来ましたよ
おぉっ!持って来てくれたか 待ってたんだよ

子猿よ よく熟れていて甘いなぁ
お山には もっと生っているのかな?
また採って来てくれるかい?
うん いいよ また採って来るよ
おや? 浮かない顔だね どうかしたのかな
何か胸につかえちゃって痛いんだ・・・
学校で何かあったのかい?
勉強が分からなかったのかな?
宿題を忘れたとか・・・
それとも 友だちと喧嘩でもしたのかい?
เพลงสากลแปลไทย #23# Desperado (Lyrics & ThaiSub)

ブラウン教授 このサボテン黒いんだね
中も黒いのかなぁ・・・
あのね 学校に仲良しの友だちがいてね・・・
クマくんて言うんだけど・・・
ふむふむ・・・

そのクマくんの友だちが う~んと年上の女の人なんだけど手紙をくれてね
でもスマホの操作もあまり分からないから
ノートを写して見せてあげたり ボクなりに頑張っていたんだけどね
ある日突然さ 「警告」って言われてさ
ボクが楽しく描いてる事を 不良だって言ったんだ
学校でクマくんと仲良くすることが 家庭を壊すって
ふむふむ・・・

でもボクはね 警告って言う言葉は命に係わる時に出す言葉だから
滅多やたらに人に投げる言葉じゃないってちゃんと反論したんだよ でもね・・・
暫く黙った後 開口一番の言葉はね
「私は そんなきれいな写真は撮れませんが・・・」だったの
その後 嫌になってクマくんのその窓にはあまり行かなくなったよ
それでもある日ね 偶然見ちゃったんだ
そのおばさんが暑い日にね ミディ―トマトを冷凍にしたのを
冷たいおやつをどうぞって出した後 すぐに次のページを被せてた
人に観られたくなかったんだよ
な~んだ 自分だって同じようなことがしたかったんじゃないか
自分だって家族が居るのに そう言うの不良って言うんじゃなかったのって・・・
暫く呆然として その後一番いけないのはクマくんなのかなって思った
う~む・・・どうしてだい?

クマくんは 趣味が広すぎてストライクゾーンが大きいんだ
いったい幾つなんだろう?
仙人みたいだな・・・
ふむふむ でも同級生なんだろう?

そうだけどさ その畑のおばさんだって同級生だもの
可笑しいよね
ねぇ教授 人は幾つまで恋が出来るんだろう?
灰になるまでかな?
うむうむ それはね生きることに必要な養分なんじゃないかな
教授もそうなの?

うぉっほん・・・
子猿よ さっきから随分喋っているけど胸のつかえはどうなった
あっ 少し流れたみたい・・・

子猿よ 一番の問題は何なんだい?
それはね ボクはクマくんが唯一無二なのに
クマくんは色んな変そうで いつぱい恋人を作るんだ
それが寂しいってこと・・・

学校が詰まらなくなったかい?
うん・・・ちょっとね・・・

でもね 子猿よ
学校はそうやって いろんな人を知ることが出来るだろう
上から目線の人も 平気で酷い言葉を投げる人もいるんだよ
人の振り見て我が振り直せって言葉もあるだろう
その人にも「事情」があったのかも知れないし・・・
そうだね クマくんに騙されているのかも知れない
だって クマくんがいると思ってあの町にまで旅行してたもん
可哀想だと思ったよ クマくんは本当は悪い奴なのかなぁ・・・
こう言う町でさ 本当の友だちって出来るのかなぁ・・・

子猿はクマくんに訊いてみたのかい?
うん ちゃんと訊いたよ
でもね ボクの窓はひとつだけだって言うの
だから ボクは信じるしかないんだ・・・

う~む・・・
では 学校にプラカードを立てておくかな?
どうだい?
ブラウン教授 ありがとう ボクもう少し頑張ってみるよ
あぁ子猿よ 次もサルナシを忘れないでおくれ
ブラウン教授のウィンクで子猿はお山に帰って行きました とさ
まり