花の足音

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お台所番料理控え

2019/12/09(Mon) 23:26





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Knock knock Who's there?

カチャ・・・9番目の窓が開く


一日の始まりが 心地良いかどうか
それは 夕べ夢を見たかどうかによって違う
だって 夢を見ないと人は歳をとってしまうから…






Ryuichi Sakamoto - Bibo No Aozora [ Piano Solo ]








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お台所番の朝は忙しい
珈琲を淹れながら お弁当を作りパンを焼く

お味見役は まだ起きて来ない
寝坊助である

大年寄が起きて来て少しすると 若年寄が起きて来る
お味見役は殿と のんびり起床である




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朝の戦いが終わり 竈の火が消え仕事を始めると 
幾らもしないうちに 大年寄が昼餉の心配をする

大丈夫ですよ 何か簡単に用意をしますからと宥めると
お味見役と安心したようにお昼寝である




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お昼は 大根と油揚げの味噌汁と
豚キムチチャーハンに かに玉を少量添えて…
大年寄りは完食である

お味見役は 仕事をせぬまま寝ている





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お台所番お味見役は 西の国からやって来た町娘であるが
大年寄の懐刀になって 早八年
お味見役お毒見役を 只管務めている

昼間は まるで昼行燈の如く静かだ




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さて 陽も暮れかかろうとする頃には
お台所番は また戦場のような慌ただしさ

寒くなって 自家発電の出来ない人たちに
温かい夕餉を出さなくてはならない
収穫された野菜で何を作るか
365日考えるのは たまに嫌だと思うこともあるが
お役御免にして貰える日は まだ来そうもない

取り敢えず 大根・里芋・蒟蒻などをことこと煮て
少し遅れて 葱ちりめんのさつま揚げを入れる




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湯河原のかますを頂いたので
焼き過ぎないように火を入れる




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お味見役は 焼き魚の匂いには反応しない
この娘は やる気があるのか?




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凍った土の中にある人参が とても甘くて美味しいので
ひじき・油揚げと塩味で炒め煮にして
炊き立てのご飯に炒り胡麻と混ぜる

畑に青物が無くなって来たので
これは仕方なく仕入れをする




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膳を出し終わった後 寒い廊下から運び込んだ
頂き物の富士柿を洗おうとしたその時である
俄かに お味見役の目が気色ばみ大年寄から離れると
ゲートの向こうをうろうろと うろつき始め
仕事をしますから と訴えて来る




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おやおや お前さん
今迄 ろくすっぽ仕事もしないで
一日が終わろうって時に 働かせろなんて
どんな了見だね

そんなにきらきらと目を輝かせて
もうね くびだよ 明日から来なくていいよ




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大年寄がひと口 お味見役がひと口 大年寄がひと口
お味見役がひと口 大年寄がひと口 お味見役がひと口…


やれやれ…




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竈の火が消える頃 空には満天の星である
お味見役は 大年寄よりも先に眠りにつく


どう言うこと?






ここの処 寝落ちばかりしてしまって…
皆さまの処を回れずにいます…ごめんなさい…







まり
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