花の足音

2020 / 10
09≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ≫11

月に叢雲花に風

2018/09/26(Wed) 00:03





DSC_3080 (800x533)


雲は流れず 行ったり来たり
月は ばつが悪そうに隠れたまま
ほんの僅かな光は 花を照らしそびれ
花は再び 目を閉じる



DSC_3088 (800x533)


月に叢雲 光は消えて



DSC_3050 (800x560)


花は寝たまま 風に散る








Taeko Onuki & Ryuichi Sakamoto - 10. 四季 Shiki






DSC_3005 (800x533)


空から降りた 魂が
艶やかな曲線を滑り 空へと帰す
唯それだけの事なれば
心は何処に残りましょう




DSC_3023 (800x533)


雨の日の曼珠沙華は切なくて
咲き始めの花ならば 艶も乗り雫も美しいけれど
終わり掛けの花ならせめて
気付かれぬうちに 草の褥に埋もれたかろうか




DSC_2987 (800x533)


人は ひとりで生まれひとりで死んでゆくと言うけれど
言祝ぎの門を潜り 旅の始まりを憂いては涙し 
惜別の情に見送られ 旅路の終わりを迎えるものだと思っていました


田舎では特に 黙って逝く事がまるで罪のように責められた
少なくとも つい二・三年前までは・・・
それが今では 家族葬や密葬が多く望まれているように感じる今日この頃




DSC_2992 (800x533)


七月に 隣のおばぁちゃんが救急搬送され入院
それからは 毎日のように隣の方の介護ストレスのお話を
塀越しに聞かされては居ましたが
話す事で 少しでもストレス解消になってくれたらと
時間の許す限りは 聞いていました
でもある日からぷっつり 隣の方は姿を見せなくなりました




DSC_2997 (533x800)


何日か過ぎた真夜中に おばぁちゃん亡くなっているかも・・・
突然 そう感じて不安になりましたが
別段 変わった様子もないまま一カ月程経ったある日
お庭で草むしりしていた隣の方を見かけ
おばぁちゃんの具合を尋ねると 一カ月ほど前に亡くなったと言われ・・・


最後のお別れも 出来なかった・・・




DSC_3014 (800x538)


誰にも知らせていないし 誰からも何も言われたくないし
お返しも面倒くさいし 誰にも言わないで下さいと言われ
死が 個人のものになったのだと感じました


田舎暮らしをしてから こんな事初めてで
スープの冷めない距離に居ながら
義父をひとりで逝かせてしまった罪悪感を
これでもかとばかりに増殖させた
田舎の人たちの噂話や批判も
今なら 受けずに済んだのでしょうか・・・



人の関係性も薄まり続け
やがて人も 音もなく消えてゆく時代が来るのでしょうか・・・




物凄く 寂しくなっちゃった・・・





DSC_3007 (800x533)


死は 箱の中に仕舞われて

あなたは 永遠に微笑んでいる

ポンと跳ねる 太鼓は鳴らず

曲線の上を 行ったり来たり

もはや さようならと言う事も無く








まり
つぶやき コメント:- トラックバック:-
Next Home  Prev

プロフィール

まり

Author:まり

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

RSSリンクの表示

リンク